キャリア・カウンセラー
● | 仕事を中心とした、個人のキャリア開発や職業選択の支援を行うためのカウンセラー。現在の雇用状況の悪化に伴い、注目される職業となっている。 |
● | 政府が総合雇用対策のひとつとして打ち出した「5年間で5万人のキャリアカウンセラー養成」によって、多くの分野での活躍の場が一気に広がったといえる。各都道府県の雇用・能力開発機構に約300人のキャリアカウンセラーを設置するなど、行政機関としても力を入れていることがうかがわれる。 |
● | キャリアカウンセリングの実績を踏まえ、「自己開発」や「学生への就職支援」などのセミナー講師としてもニーズは高い。 |
1. 起業にあたって必要な手続き
● | 複数の協会などがそれぞれ認定しているキャリアカウンセラー資格がある。独自に展開しているため、その協会によって名称も多少異なる。基本的には、「厚生労働省キャリア形成促進助成金(職業能力評価推進給付金)指定『キャリアコンサルタント』資格検定試験」に対応している協会を選ぶことがおすすめ。講座や通信講座を受講後、認定資格試験を受ける。 |
● | 開業当初は個人事業として始める人がほとんど。その場合、一般的な手続きとして、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせを。 |
2. 起業にあたっての留意点・準備
1)営業上の留意点
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2)経営上の留意点
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3. 必要資金例
・創業までの費用内訳
個人事業として始め、最初は事務所を構えない場合も多い。自宅開業なら、電話とファクス、パソコン、携帯電話があれば開業できる。開業資金10万円以下でも可能。ただし、キャリアカウンセラー資格を取得するための費用として、受講料20〜25万程度。通信講座は4万円程度が目安。別途、資格試験受験料が2万5000円程度かかる場合もある。 |