便利屋

最近伸びつつある便利屋という業種。手を貸して欲しい・代わりに何かをして欲しいなど、利用者のありとあらゆる依頼に対応する。人手が欲しいと思う事が無くならない限り、仕事が途切れる事はない。

 
業務内容は引越・運送・不要品処理・雑務・代理など種々様々に渡るが、不要品処理業のニーズが最近は増加している。すべて自分で行うのではなく、いかにコストを抑えられる連携業者を見つけて依頼できるかが重要になる。フットワークと利益を生む技術が必要とされる。様々な知識・能力・体力・やる気は必須となる。多くの得意分野・人脈があれば、その分有利に行うことが可能である。


業務によっては許可が必要なものもあるので、すべての業務に対して確認が必要なる。


1. 起業に当たって必要な手続き

  基本的に手続きはなし。しかし、業務によっては許可が必要なものもある。その場合は連携業者との連携もしくは、連携業者の紹介になる。
最近増えている不要品処理に関しては個人から処理業者に移動するだけの仲介役になるので、現在、法的にも免許は必要でない。

2. 起業にあたっての留意点・準備


 

1)営業上の留意点
 業務内容は多岐にわたるため、すべて請け負うことが出来ない場合が多い。
その場合は連携業者を多く開拓することが必要不可欠である。
 最近増えている不要品処理に関しては、業務を行う上での、トラックドライバーが作業中に不法投棄などが行われた場合、請負の上でのリスク・業務存続に も依存する。
営業場所はどこでも可能であるが、効果的な宣伝がないと仕事につながる可能性が低い。

2)経営上の留意点
代行業のみは自宅で、電話とFAXさえあれば即仕事は可能になる。
回収業などでは商品回収のための車、一時保管倉庫などが必要になるが、いずれも他の開業資金に比べ、安価である。
連携業者の紹介の場合は、いかにコストを抑えて依頼できるかが利益を生み出す技術となる。
廃棄物引き取り上の処理料金の増加などは少なからず利益に影響を及ぼす。


3. 必要資金例

ここでは不要品処理を中心とした便利屋の、自宅を事務所とした開業資金例を示す。

 
 
項目
(単位:千円)
ドライバー人件費
0
業務委託により、毎日能力に応じた現金決済
事務所
0
0
商品倉庫 
0
0
移動手段購入 
450
450(中古トラック購入)
名刺作成費 
20
2
※物件取得費は含まない


4. ビジネスプラン策定例(モデル収支例)

損益計算のシミュレーション

 
(単位:千円)
  年間増加率 変動費率 初年度 2年度 3年度 4年度 5年度
売上高 18.00%   2,800 3,304 3,899 4,600 5,429
諸経費計     250 250 270 257 253
  事務用品費     0 0 0

0

0
  販売促進費     50 50 50 50

50

  通信費     120 119 138 125 120
  消耗品費     0 0 0 0 0
  その他経費   1.00% 80

81

82 82 83
営業利益     2,790 3,482 4,324 5,371 6,739
※ 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。また、売上や利益を保証するものではないことをあら かじめご了承ください。