ペットシッター開業
● | 飼い主にかわってペットの世話を行うのがペットシッター。飼い主が、仕事や旅行などでペットの世話ができないときに、代わって散歩や餌やり、掃除などを行う。ペットホテルなどに預けて他のペットたちと一緒に世話をされるのと違って、住み慣れた環境で過ごせるため、ペットへの負担も少なくペットシッターのニーズは高まっている。 |
● | 守中のペットのシッターを依頼される場合が圧倒的に多いため、依頼主の自宅のカギを預かるケースがほとんど。信頼関係が重要になり、リピーター率も高い。 |
● | シッターのほか、ペット保険販売やペットグッズの販売などもあわせて行う人たちも多い。 |
1. 起業にあたって必要な手続き
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ペットシッター開業について公的な資格や各行政機関への届出の必要はないが、愛玩動物飼養管理士資格などを取得する人は多い。 |
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一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせを。会社設立の場合は、定款の認証を受け、設立登記申請書を作成して登記申請を行う。設立登記後、税務署、市区町村役場、社会保険庁など、諸官庁に必要な届出が必要となる。 |
<愛玩動物飼養管理士とは>
「動物の愛護および管理に関する法律」の趣旨に基づき、愛玩動物(ペット)の愛護、適正飼養管理の普及啓発活動を行うために必要な知識・技能を学び、試験合格後、日本愛玩動物協会に認定登録された者。 |
● | 愛玩動物飼養管理士の種類 |
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日本愛玩動物協会→http://www.jpc.or.jp/ |
2. 起業にあたっての留意点・準備
1)営業上の留意点
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事業を開始しようとする周辺の居住者の家族構成、ペットの飼育動向、競合他社の有無などの市場調査はあらかじめ行いたい。DINKS世帯の多い地域などは狙いめ。 |
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特に公的な資格は必要ないが、先に挙げた愛玩動物飼養管理士資格などをスタッフが取得していると、顧客からの信頼性も高くなる。 |
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留守宅への訪問という特殊性から、ペットシッターには高い人間性・信頼性が問われる。依頼主に女性が多いことから、女性のみのスタッフでの運営なども差別化になりやすい。また、フランチャイズチェーンへの加盟も、ある程度信用性のアップに繋がる場合も。 |
2)経営上の留意点
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シッター料金は、1回1時間で3000円程度が目安。エリアや時期によっても異なるが、スタッフの効率良いアサインが決め手となる。年始年末やゴールデンウィークなどの繁忙期は、依頼があっても人材が足りないために断らなければならないケースなども増えるため、普段から登録制などにしてスタッフ確保に努めたい。 |
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仕事が多忙で日中の散歩ができないなどの飼い主からの依頼も多く、リピーター確保が経営のポイントになる。定期的に契約を結ぶことができればスタッフのアサインなどがラクになり、安定収入に繋がる。 |
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開業当初の宣伝が大切になる。自分の事業エリアを絞り込み、エリア内の動物病院やペットショップにチラシを置いてもらったり、ポスティング、散歩中の飼い主へのビラ配りなどの方法もある。 |
3. 必要資金例
・創業までの費用内訳
自宅開業しやすいので、最初は事務所を構えない場合も多い。自宅開業なら、予約を受ける電話とファクス、携帯電話があればひとまず開業できるのも魅力のひとつ。開業資金10万円以下でも可能。例えば、プラスして愛玩動物飼養管理士資格を取得するなら、通信教育で受講料・受験料・登録料で3万3000円必要となる。 |