ネイリスト
● | ネイリストとは、爪の美容と健康の専門家で、主な仕事はネイルケアやカラーリング、人工爪づくり、ネイルアートやフットケアを行う。 |
● | 女性だけでなく、最近では男性もネイルに気を使う人が増え、ネイルサロンは都心や各地の繁華街を中心に増えてきている。 |
● | 美容院やスパなど、女性に人気のリラクセーション施設にネイルサロンのコーナーを併設しているところもあり、活躍できる場は多く見込める。 |
1. 起業にあたって必要な手続き
● |
自らネイルサロンを開業するにあたり、必須の資格や行政の認可を受ける必要はない。民間資格としては、日本ネイリスト協会が主催する「ネイリスト技能検定試験」がある。毎年4月に全国の主要都市で実施され、1〜3級まで設定されている。 |
● |
一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせを。 |
2. 起業にあたっての留意点・準備
● |
ネイリストとして独立するには、 |
● |
独立後は店舗、もしくは自宅で開業するか、出張サービスという方法もある。 |
● |
最近では独学で開業する人も多く、経験が浅いために様々なトラブルを起こす例も少なくない。スクールでしっかり基礎を学び、信頼されるネイリストを目指すことが大切。 |
● |
ネイルサロンの競争が激化しており、ユーザーの選択肢もますます増加しているのが現状。リピーターの多い業種なので、顧客へのサービスを徹底化し、リピーターを新規獲得・確保することが何よりもカギ。リピーターを増やして、早期安定化を狙いたい。 |
● |
顧客には、インターネット、携帯電話から情報収集する若者層も多いため、HPを立ち上げることが重要な宣伝戦略。DMやチラシのポスティングは、よほど枚数が多くないと効果が低いといわれているので、サロン検索のサイトに登録したり、地元コミュニティのためのフリーペーパーなどに広告を出すのがよい。 |
経営上の留意点
● |
流行り廃りの早いネイル業界なので、常に流行の色やデザインをチェックして、無駄な在庫を残さないよう注意する。 |
● |
効率の良いサイクルを心がけ、平日昼間の時間帯に割引サービスを実施するなど、比較的空いている時間に顧客を誘導する仕掛けをつくる。 |
● |
スクール開設などで、毎月安定した収入を確保するのもひとつの方法。 |
3. 必要資金例
・創業までの費用内訳(自宅開業する場合)目安
(単位:千円) |
家賃 | 0 |
設備費(施術用机・椅子) | 40 |
施術用備品 | 100 |
HP開設費(自分で制作した場合) | 100 |
名刺、チラシ印刷費 | 50 |
計 | 290 |