ホームページクリエイーター

 
近年になり、ホームページを持つ人が増え、それに伴いホームページ製作の需要が増えたため、人気が出てきた職種である。一般的に広くわかりやすく伝えるために付いた名称であり、ウェブデザイナーと同意語である。

 
あらゆるパソコンソフトを使いこなす技術は必要。また、依頼者を満足させるよう、日々努力を重ね、デザインセンス・感性を常に磨き、向上していかなければならない。

 
向き不向きは無く、パソコンを使うのが好きな人なら続く職業である。


1. 起業に当たっての留意点

  一般的に、法的な手続きは必要でない。ただし、著作権などの法律知識を持つことは、将来のトラブルやクレームを避けるために熟知しておいたほうが良 い。
 
2. 企業にあたっての留意点・準備

 

1)営業形態
 SOHOとして仕事をしている人が多く、デザインのみならず、WEB関連の総合サービスとして働くことが多くなる。

2)経営上の留意点
 名称上、とても広い範囲の仕事になる為、一人でウェブに関する知識がすべて必要になってくる。また、仕事柄多くの人と関わる仕事なので、コミュニケーション・人脈構成などを大切にしていかなければならない。

3)著作権に対する留意点
 WEBデザインは技術的な著作物として認められている。複製権や私的使用に関 わる問題など、また引用などの制約事項にも注意しなければならない。


3. 必要資金例

基本的に必要なのは、パソコン・制作用ソフト・制作環境などがあげられる。
web制作会社などに入ればその費用はほぼ要らないが、ここではSOHOで独立し、 ホームページクリエイターとして活動していく場合を想定して必要資金例を示す。

 
(単位:千円)
項目 初期投資額
設備備品 内装設備費(LAN工事など) 100
コンピューターソフト一式  500
備品その他 100
  小計 700
開業費 市場調査研究費(書籍代) 54
手元資金 50
小計 104
総計 804
※物件取得費は含まない


4. ビジネスプラン策定例(モデル収支例)

損益計算のシミュレーション

 
(単位:千円)
  年間増加率 変動費率 初年度 2年度 3年度 4年度 5年度
売上高 18.00%   3,000 3,540 4,177 7,929 5,816
諸経費計     280 294 296 296 309
  事務用品費     50 50 50

50

50
  販売促進費     50 50 50 50

50

  通信費   10.00% 130 143 145 144 158
  消耗品費     0 0 0 0 0
  その他経費   1.00% 50 51 51 52 51
営業利益     2,720 3,247 3,881 4,634 5,507

※ 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。また、売上や利益を保証するものではないことをあら かじめご了承ください。