スポーツ専門リサイクル


現在リサイクル市場はニーズが高くなり、成長しつつある。だが同様のリサイクルショップが数多く出現し、経営環境が難しくなりつつある。その中で新形態として現れたのがスポーツ専門のリサイクルショップである。


顧客のニーズを素早く取り入れ、そこに即した販売状況を整える必要があるので、いち早く情報を取り入れる能力とフットワークは必要になる。


リサイクルとは言え、まだ使える良品であり、尚且つ安く買えるというのが最大の魅力になる。また現在、スポーツ専門リサイクルは競合が数少なく、ニーズも数多くあるのが特徴である。


1. 起業にあたって必要な手続き

  リサイクル品(中古品)を仕入れたり、販売する場合は、「古物商」許可証(新品以外の物を販売する時に必要な免許)が必要になる。各店舗の管轄の公安委員会(警察署)で許可を得なければならない。


2. 起業にあたっての留意点・準備

1)経営形態

  仕入れ物の選別から商品入荷・陳列・販売から経営・販売促進などすべて。


2)準備・留意点

 
 ・商品… 商品は、キズ・汚れが目立たない程度の状態の物を最低限選ばなければならない。スポーツ商品でも、「古ければ古いほど良い」と言うわけにはいかないため、新しい形式の入荷は重要になる。
 ・価格… 購入価格・買取価格の設定は非常に重要である。消費者のニーズに合わせ、平均の市場価格より4割減など、「リサイクル品なのにこんなにお得」と思わせる値段設定に合わせないといけない。また買い取り値段の設定も同様になる。商品の状態・型・古さを見極める能力は必要。
 ・立地条件… 扱う商品によって異なるが、客層は10代〜60代の男性が見込まれる。駅前や商店街だけでなく、大学近く、オフィス街でも集客が見込まれる。扱う商品の種類や特徴を見極め出店場所を考える方が良い。
 ・宣伝・販売… リサイクルショップは特徴として、所属周辺地域密着型商売にあげられる。折り込み広告の使用、地域回覧板やポスティングなどが望ましい宣伝方法である。また、通りかかっての来店する消費者向けに、看板・外装などを怪しくない程度に目立たせ、入り口を大きく見せることが必要。


3. 必要資金例

 
(単位:千円)
物件取得・内装費 13,000
商品搬入費  1,550
商品仕入れ費 2,784
古物営業許可   19
宣伝・販売促進費 892