リサイクルショップ
● | いわゆるリサイクルショップは、経済産業省の商業統計上「中古品小売業」に該当する(「骨董品小売業」とは区別される)。取扱商品は中古の衣類、家具、電気製品、楽器、レコード、運動用品、靴、オフィス家具などである。中古自動車小売、古本屋、古切手・古銭販売業はリサイクルショップに含まれないと考えるのが一般的である。 |
● | 小売店舗数の大幅減少が続くなか、リサイクルショップの店舗数および販売額の増加傾向にある。景気の低迷による消費者の低価格志向、環境問題に対する意識の向上、アンティークブームなどの影響が大きい。 |
● | リサイクルショップは一般の小売業に比べ粗利益率が高く、成功すれば収益性が高いことが特徴のひとつである。 |
1. 起業にあたって必要な手続き
● | リサイクルショップを営業する場合、古物営業法に基づく許可が必要である。 |
・申請先…出店地域の警察署・生活安全課防犯係 ・必要書類…・住民票 ・市町村長発行の身分証明書 ・登記事項証明書 ・人的欠格事由に該当しない旨の誓約書(警察署に用紙が用意されている) ・過去5年間の略歴書(同) ・店舗賃貸契約書の写し・申請手数料 ※申請から許可が下りるまで、通常1カ月から1カ月半程度かかる。実際に許可が下りるまでは開業できない |
2. 起業にあたっての留意点・準備
1)経営形態
リサイクルショップを開業する場合、独立店の他、フランチャイズチェーン(FC)への加盟も選択肢となる。 ・独立型…商品仕入の目利き、営業ノウハウなどがしっかりしていれば成功の可能性は高い。ただし、競合店が多く競争は激しい ・FC型…中古ゴルフクラブ、中古家電製品、中古ブランド品などを取り扱うチェーンが盛況。開業資金は独立型よりかなり割高 FC加盟のメリットは、本部の経営ノウハウ、教育・研修システム、ブランドイメージが活用でき、未経験者でも比較的容易に参入できる点にある。一方、加盟金やロイヤルティーが必要になる他、加盟をしても売上が保証されるものではない。本部の経営状態、加盟金やロイヤルティーの水準、フォロー体制などを見極め、慎重に検討する必要がある。 |
2)店舗コンセプト
成功しているリサイクルショップは、店舗コンセプトが明確である。ターゲット(性別、年齢、趣味嗜好、職業など)、ターゲットのニーズ(安く家庭用品を揃えたい、安く趣味の道具を買いたい、業務に必要なものを安く買いたいなど)、競合店に比べた優位性(品ぞろえ、仕入れルート、目利き力、再生技術、アフターサービス、店舗の雰囲気など)といった点から、コンセプトを明確にして店舗づくりを行なうことが重要である。 <リサイクルショップのタイプ>
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3)店舗運営上のポイント
(1)仕入れ方法
(2)仕入れ(買い取り)ルート
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3. 必要資金例
都市部の路面店、売り場面積25坪、駐車スペース2台分のリサイクルショップを開業する際の資金例
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4. ビジネスプラン策定例
1)売上計画例
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2)損益計算のシミュレーション
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※ | 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。 また、売上や利益を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。 |