ネットショップ運営

「実店舗を持たない・人を選ばない」と、誰にでも簡単に無駄な時間や出費を抑えて「簡単」に開業できる。しかし、ネットショップも一つの商売になるので、計画を立てないと失敗の確立も高い。


会社に在籍しながらでも、副業として運営・管理することができる上に、収入を得ることが出来る。


忙しくなり、時間が取れない現在において、時間に縛られず買い物ができる事は魅力のひとつと言える。そうした中で生まれた産業がネットショップである。24時間営業の上に、品物も豊富な事から、現在の社会状況とニーズに即した産業。
 
ネットショップ経営手段は、個店を開く、または大手ネットショップモールを使用するといった2つの方法があるが、出店する規模により、収入も経費も大きく違ってくる。


1. 起業にあたって必要な手続き

  個人でのネットショップ運営は、個人事業主にあたるので、事業所得の届出・ 納税が必要となる。
  a,納税地の所轄税務署へ個人事業の開廃業届出書の提出
  b,事業所所所在地の都道府県税事務所あるいは、市役所へ個人事業開始申告書の提出
  c,納税地の所轄税務署へ所得税の棚卸資産の評価方法、減価償却資産の償却方法の届出書の提出
   納税地の所轄税務署へ所得税の青色申告承認申請書の提出従業員を採用した場合は労働基準監督署・公共職業安定所・社会
   保険事務所などへの届出
  販売物における手続き
古物商や酒類などの販売免許等を必要とする商品を取り扱う場合は、保健所や税務署等への必要書類の提出が必要となる。




2. 起業にあたっての留意点・準備

何でも販売するのではなく、「何(商品・サービス等)」を「どのように」・ 「どのような人」に売る」のかのテーマ設定は重要。
開店までに準備すべき事は会計処理・経理・在庫の仕入れルートの確保・仕入れ値・スケジュール・トラブルがあった場合の対処方法を入念にチェックをいれ、商品の配送方法・営業体制も確立しておくことは不可欠。


オープン前の宣伝として、近日中に自分のネットショップがオープンすることを宣伝しておき、ネットショップを立ち上げる前に、できるだけたくさんの顧客(見込み客)を掴まえておくことは重要。


ランニングコストが掛からないことと、余分な在庫を抱え込まないことは営業する上で重要となる。



3. 必要費用例

自宅を建築事務所として行う場合のモデル例

 
(単位:千円)
項目 初期投資額  
設備工事費・
什器備品費等
内装設備費(LAN工事など) 100  
コンピュータ・ソフト一式  400  
備品その他 100  
小計 600  
開業費 WEBサイト作成 300  
ショッピングモール出店費  600
(1年間)
仕入れ 120  
営業許可類 96
(営業)許可申請
小計 1,116  
その他費用 508  
総計 2,224  
※物件取得費は含まない



4. ビジネスプラン策定例(モデル収支例)
損益計算のシミュレーション

 
  年間増加率 変動費率 初年度 2年度 3年度 4年度 5年度
売上高 5.00%   2,800 2,940 3,087 3,241 3,403
諸経費計     390 405 287 287 300
  事務用品費     0 0 0

0

0

  販売促進費   15.00% 100 90 91 91

91

  通信費   10.00% 240 264 145 144 158
  消耗品費     0 0 0 0 0
  その他経費   1.00% 50 51 51 52 51
営業利益     2,410 2,536 2,800 2,955 3,103

※ 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。また、売上や利益を保証するものではないことをあら かじめご了承ください。