アンティークショップ

アンティークとは主に古い物品を指す。元来、西洋骨董品を扱う店であったが、現在は西洋に限らず、骨董(こつとう)品・古美術品・年代物の家具・アクセサリー、着物などの物も売り出すよう変化している。


仕入れの際には、外国や地方に出向き商品を買い付けに行く機会が多く、直接その物品の特徴や由来が分かり、歴史的な知識まで得ることができる。売る際の予備知識となる。


基本的に販売にあたるため、接客業のマナーは必須である。


1. 起業に当たって必要な手続き

  アンティークショップは古物営業法上の古物を売買する業者・個人にあたるため、営業所を管轄する警察署(公安委員会)の古物商許可が必要になる。

2. 起業にあたっての留意点・準
比較的出店場所には制限がなく、選ばなくても良い部類に入るが、比較的メイン通りに近い方が集客アップに直接つながる。
流行にはほとんど影響されないが、予備知識と仕入れ先を常に確保しなければならない。


3. 必要資金例

 
(単位:千円)
項目    
店舗物件
 1,455
 
内外装
1,200
 
設備・備品(什器類)
150
仕入れ
900
 
宣伝・販促
360
 
営業許可類

19

(古物商の営業許可申請)
その他費用
1,348
(商品の運送代など)
※物件取得費は含まない



4. ビジネスプラン策定例(モデル収支例)
損益計算のシミュレーション

 
  年間増加率 変動費率 初年度 2年度 3年度 4年度 5年度
売上高 3.00%   22,440 23,113 23,807 24,521 25,256
売上原価     2,001 2,001 2,001 2,001 2,001
売上総利益     20,439 21,112 21,806 22,520 23,255
諸経費計     14,353 14,471 14,591 14,713, 14,886
  人件費 1.00%   2,400 2,424 2,448 2,473 2,547
  建物賃借料 1.00%   3,600 3,636 3,672 3,709 3,746
  水道光熱費   2.20% 1,680 1,717 1,755 1,793 1,833
  販売促進費   2.00% 100 102 104 106

108

  通信費   1.00% 120 121 122 124 125
  保険・修繕費   1.50% 1,200 1,218 1,236 1,255 1,274
  減価償却費     2,300 2,300 2,300 2,300 2,300
  支払利息     1,123 1,123 1,123 1,123 1,123
  租税公課     845 845 845 845 845
  その他経費     985 985 985 985 985
営業利益     6,086 6,641 7,215 7,807 8,370

※ 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。また、売上や利益を保証するものではないことをあら かじめご了承ください。