FAZ構想推進のための基本方針
- 瀬戸内海広域経済圏及び四国の輸入拠点
- 西瀬戸経済圏と四国の輸入拠点である松山地域の地理的特性、充実した内航海運機能等を活用し、貿易の拠点として機能させます。
- 物流効率化による産業の活性化
- 神戸・大阪・北九州港等を経由してトラック、フェリー、内航船で二次輸送される農水産加工品、果汁・食料加工品や繊維製品・工業品を韓国、中国、台湾及び東南アジアから直接松山港に陸揚げすることにより、物流コストの軽減を図り、県内企業の活性化を図ります。
- 国際産業交流による国際化の促進
- 国際見本市、展示会等を積極的に開催し、商流や物流に関する情報の集積を図ることにより、新しい情報産業や物流関連産業の導入を推進するとともに、瀬戸内海広域経済圏及び四国のビジネスチャンスを広げ、国際化と活性化を促進します。
- 愛媛FAZ構想の推進内容
- 愛媛FAZ構想では、FAZ中核施設である“アイテムえひめ・アイロット”を活用した事業を通じ、様々な海外情報や地域情報が集積されていきます。この情報を加工し、発信することにより、輸出入ビジネスをサポートしていきます。
FAZ計画の概要
- 1 総合的な貿易基盤の整備
(1) 国際物流体制の整備
1国際物流高度化基盤施設の整備
アイロット(愛媛国際物流ターミナル)の整備(平成8年1月開業)
2国際物流ルートの整備
海外との物流ルートを形成するためにポートセールスの展開
3総合的な物流機能の強化
海外国内一貫輸送・複合輸送体制の整備を通じて、松山港の総合的な物流機能を強化
(2) 国際貿易ゾーンの整備
1貿易を行う企業の集積
愛媛国際貿易ゾーンを設定し、貿易を行う企業を計画的に集積
2松山港の機能強化
県内企業の貿易取引拡大に伴う貨物の増大等に対応できる港湾機能の充実・強化
3関連道路の整備
松山港を起点とした物流の円滑化を図り、貿易貨物の地域内への輸送や集積企業等の取引を物流面でサポートするため、松山港周辺の道路網を整備
- 2 国際経済交流の促進
(1) 国際経済交流拠点施設の整備
アイテムえひめ(愛媛国際貿易センター)の整備(平成8年3月開業)
(2) 国際交流基盤の形成
環太平洋地域との交流の枠組設定による、相互理解や協力による、効果的な経済交流活動展開のための基盤を形成
(3) ソフト施策の実施
県内企業と海外企業のダイレクトな商談機会の提供や、海外事業者の県内市場進出の支援、県内企業に対する国際関連情報の提供