雑貨ショップオーナー


雑貨にもブランド雑貨・アジア雑貨など様々な種類があり、ある一種類の雑貨でコンセプトを絞り、運営から販売まで多くの仕事を手がける。また、ある種の雑貨仕入れのみならず、独自のオリジナル雑貨製作品なども販売可能なので、販売の幅はオーナーの考え次第で無限大にも広がる。


若者の間だけでなく、老若男女すべての人をターゲットとし、見た目から安らぎを与えることができる。


仕入れに始まり、販売まで手がけるので、雑貨に関する知識・流行敏感に取り入れる能力は必要。さらに広報・経営の得意な人で尚且つ交渉力を持ちあわす人に向く。


1. 起業に当たって必要な手続き

  アンティークショップは古物営業法上の古物を売買する業者・個人にあたるため、営業所を管轄する警察署(公安委員会)の古物商許可が必要になる。



2. 起業にあたっての留意点・準備
1)営業形態

  雑貨販売が主になるが、管理面の仕事として仕入れの交渉から、売上げ管理、商品ディスプレイ、知識、流行など多種の仕事が存在する。


2)経営上の留意点

同じコンセプトの雑貨屋はいくらでもあるので、経営を軌道に乗せた上で、他では売り出していない・見られないユニークな商品やオリジナル商品販売・イベント開催など売り方を熟考しないと飽きられてしまう可能性あり。


すぐに起業可能ではあるが、雑貨の知識・経営の知識が不可欠になるため、雑貨コーディネータなどのの講座受講や雑貨屋などでアルバイトの経験を得たほうが望ましい。


一度来店して頂いたお客様にリピーターになっていただけるようDMやメールを送る・来ていただいたお客様には気持ちよく帰っていただけるように工夫をする。


仕入れミスでの売れ残りや、売れ残りの値下げによる損失。予算以上の仕入れをしてしまうと結果的に経営の軌道から外れる危険性などに注意しなければならない。



3. 必要経費例

 
(単位:千円)
項目    
店舗物件
4,655
 
内外装
1,100
 
設備・備品(什器類)
500
仕入れ
2,000
 
宣伝・販促
50
 
営業許可類

19

(古物商の営業許可申請)
その他費用
1,348
(商品の運送代など)
合計
9,672



4. ビジネスプラン策定例(モデル収支例)

損益計算のシミュレーション

 
  年間増加率 変動費率 初年度 2年度 3年度 4年度 5年度
売上高 3.00%   16,805 17,309 17,828 18,363 18,914
売上原価     2,001 2,011 1,804 1,750 1,985
売上総利益     14,804 15,298 16,024 16,613 16,929
諸経費計     12,087 12,235 12,387 12,542 12,701
  人件費 3.00%   2,400 2,472 2,546 2,623 2,701
  建物賃借料 1.00%   1,860 1,879 1,897 1,916 1,936
  水道光熱費   2.20% 1,680 1,717 1,755 1,793 1,833
  販売促進費   2.00% 100 102 104 106

108

  通信費   1.00% 120 121 122 124 125
  保険・修繕費   1.50% 1,157 1,174 1,192 1,210 1,228
  減価償却費     1,957 1,957 1,957 1,957 1,957
  支払利息     983 983 983 983 983
  租税公課     845 845 845 845 845
  その他経費     985 985 985 985 985
営業利益     2,717 3,063 3,638 4,071 4,229
※ 必要資金、売上計画、シミュレーションの数値などにつきましては出店状況によって異なります。また、売上や利益を保証するものではないことをあら かじめご了承ください。